筑紫野太宰府消防本部－安全安心まちづくり

台風の豆知識

台風とは

　台風とは、東経180度より西の北太平洋と南シナ海で発生した熱帯低気圧の内、最大風速が１７.2ｍ／秒以上のものをいう。

　北太平洋や北大西洋では「ハリケーン」、インド洋では「サイクロン」、フイリッピンでは「バギオ」、オーストラリアでは「ウィリ、ウィリ」と呼ばれている。

　台風のエネルギーは水蒸気である。

　海面温度が高く、水蒸気が豊富な海域で大きくなり、海面温度が低い海域や陸上で衰退する。

台風の月別の主な進路

台風の風

　北半球では、左に渦巻きながら、中心に向かって風が吹き込みます。

　台風の風は中心に向かうほど強くなり、中心から５０～１００㎞付近が最も強く、台風の中心（台風の目）では弱くなります。

予報円	台風の中心が到達すると予想される範囲
	台風の中心が予報円内に入る確率は７０％である

暴風警戒域	暴風警戒区域の円内のどこかが風速２５ｍ／S以上の暴風

風速

　　風速とは一般に１０分間の平均風速の事である

　　最大瞬間風速とは平均風速の約１.５倍

　　風による被害は、主に最大瞬間風速の強さによって決まる

台風の強さ

表現	最大風速
弱い	１７以上～２５ｍ/ｓ未満
並みの強さ	２５以上～３３ｍ/ｓ未満
強い	３３以上～４４ｍ/ｓ未満
非常に強い	４４以上～５４ｍ/ｓ未満
猛烈な	５４ｍ/ｓ以上

台風の大きさ

表現	風速１５ｍ以上の半径　㎞
ごく小さい	２００未満
小型（小さい）	２００～３００未満
中型（並の大きさ）	３００～５００未満
大型（大きい）	５００～８００未満
超大型（非常に大きい）	８００以上

平均風速と被害の目安

風速　ｍ/ｓ

現　　象

１０

　雨傘が壊れる

１５

　取り付けの悪い看板等が飛ばされる

２０

　風に向かって歩きにくい

　体を３０度位風に向かって前に傾けていないと立っていられない

２５

　屋根の瓦が飛ばされる

３０

　雨戸がたわんで、敷居からはずれ、ふきぬかれる

　木造の家が倒れる

３５

　汽車の客車がたおれる

４０

　体を４５度位風に向かって前に傾けていないとたおれる

　小石が飛ぶ

５０

　倒れる家が多くなる

６０

　鉄塔がまがる

　被害は甚大となる

雨

大雨注意報の基準（福岡県）

１時間雨量	４０㎜
３時間雨量	７０㎜
２４時間雨量	１２０㎜

大雨洪水警報の基準（福岡県）

１時間雨量	６０㎜　ＲＴ１００㎜
３時間雨量	１１０㎜
２４時間雨量	２００㎜

台風、豪雨、洪水に対する対策

（１）停電に備え懐中電灯やラジオ（乾電池用）の準備

（２）暴風により飛散の恐れがある物は補強・倉庫等に収納する

（３）避難場所の確認

（４）非常持ち出し品の準備