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 常設消防制度の始まり
◎定火消(じょうびけし)
江戸時代の慶安元年(西暦1648年)、3代将軍徳川家光は、江戸(現在の東京)市中に火事が多く発生するため、火の用心を喚起する「町触」(まちぶれ)を公布して、火事を出した者には、厳罰を科し取り締まりを強化しました。
この2年後の慶安3年には、大身の旗本2名を「火消役」に任命して、2組の火消組を常置しました。今でいう「消防署」です。以後幕末まで組数を増減しながら続きます。

◎大名火消(だいみょうひけし)
享保2年(西暦1717年)8代将軍吉宗のころ、相次ぎ大火が起こり、このため幕府は常設消防強化のため、譜代大名に命じて「大名火消」を常設させました。

◎町火消(まちびけし)
定火消や大名火消が江戸城や武家地重点であったため、町人は町人の手で町内を守ろうということから、「町火消」が生まれました。
これを「いろは」48組にわけ鳶職の人々などで、ふだんは土木や建築などの仕事をし、いったん火事が起きれば、「火消し」に早変わりするという、現在の消防団に当たります。



明治3年(西暦1870年)東京府に消防局が設置され、町火消は廃止され「消防組」と改称。
明治8年(西暦1875年)警視庁に巡査による消防隊を設置、常設消防が復活
明治27年(西暦1894年)消防制度の全国統一を図るため、「消防組規則」を公布。
(市町村消防団の前身である消防組の誕生)



消防組は日清、日露戦争、第一次世界大戦に遭い組織化が進みましたが、常設消防は、東京と大阪にあるのみで他の大都市にはありませんでした。そこで
大正8年(西暦1919年)「特設消防署規程」を公布して大都市に消防署の設置を命じました。



「消防組」を「警防団」に改称
昭和14年(西暦1939年) 警防団令公布
「警防団」を「消防団」に改称
昭和22年(西暦1947年) 消防団令公布
昭和23年(西暦1948年)新「憲法」のもと「消防組織法」が施行され、消防の組織、運営、管理の責任が市町村長に義務付けられました。
「警察消防時代」から「自治体消防時代」へ移行




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