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安全安心まちづくり


私たちの生活の中には、繊維製品でできた製品がたくさんあります。衣類、カーテン、じゅーたん、イス、他にもたくさんあると思います。
繊維は燃えやすく、着火すると燃え上がり壁、床、天井などに延焼します。
そこで、燃えにくい繊維でできた「防炎製品」を使用することによって、火災を未然に予防しようということなのです。

 上の写真のように、寝たばこの不始末で寝具から出火し、さらにカーテンへ燃え移り火災へと・・・・
 建物火災の多くは、このようにして小さな火種が繊維製品に着火し、延焼拡大して起こるのです。
次に、防炎製品非防炎製品では燃え方にどれほどの違いがあるのか見てみましょう。

 写真は、カーテンに同様に着火して1分後の状態です。
 向かって左のカーテンが防炎製品、右のカーテンが非防炎製品です。
 非防炎製品のカーテンは激しく燃え上がり炎が天井付近に達しているのに対し、防炎製品のカーテンは火を点け続けているのですが、燃え上がっていません。1分間だけでもこれだけの差があるのですね。
 2枚目の写真は、割烹着に同時に着火して1分後の状態です。

 
 向かって左の割烹着が防炎製品、右の割烹着が非防炎製品です。
 カーテンと同様に非防炎製品の割烹着は燃え上がっているのに対し、防炎製品の割烹着は燃え上がっていません。
 小さな火種からでも、まわりに燃えやすいものがあれば燃え移り、拡大し、火災になります。
 火種があっても、まわりが燃えにくいものであれば、火はひろがることができずやがて消えていきます。
 家庭内ある様々な製品を防炎製品にすることで、大きな火災になっていたかもしれない火災を、最小限に食い止められるのです。
 家庭でできる火災予防の中でも、とても重要な部分ではないでしょうか?
 市民と消防、互いに協力して火災のない安心して生活できる環境を創造しましょう!

 「防炎製品」には、このような「防炎製品ラベル」が付いています。

 資料提供していただきました「日本防炎協会」様、ありがとうございました。

 




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